異例事態!亀田和毅の世界戦テレビ中継なし

2014年06月19日 16時00分

ひっそりとV2戦をすることになりそうな和毅

 弱り目にたたり目とはこのことだ。米ラスベガスのMGMグランドで7月12日(日本時間13日)に開催予定のWBO世界バンタム級王者・亀田和毅(22=亀田)が同級1位プンルアン・ソーシンユー(26=タイ)相手に行うV2戦が、ノー・テレビ・マッチとなる可能性が高くなった。仮にそうなれば、亀田三兄弟の世界戦では初のテレビ中継なしという異例の事態になる。

 

 試合まで1か月弱。当日の模様を現地時間午後6時(日本時間7月13日午前10時)からペイ・パー・ビュー(PPV)で放送する「ショータイム」は、メーンのS・アルバレス(23=メキシコ)対E・ララ(31=キューバ)などオンエア予定の4試合を発表したが、そこに「KAMEDA」の名前はなかった。

 

 和毅が世界戦を行うのは今回が3回目。興毅と大毅の2人の兄を合わせると、過去に合計23回の世界タイトル戦を行っているが、テレビ中継なしとなれば初のことだ。

 

 今回の試合は当初、和毅が練習拠点としているメキシコか米国で開催される予定だった。それが元6階級王者、オスカー・デラホーヤ氏(41)の「ゴールデンボーイ・プロモーション」が行う興行に組み込まれることになったのだが、アジア人同士の軽量級の試合ということで現地の注目度は低く、米国でのテレビ中継からはソッポを向かれてしまった。

 

 海外のビッグマッチのほとんどを中継するWOWOWも、この興行そのものは放送するが「現地でオンエアされない試合を放送することはありません」という。三兄弟の試合をデビュー以来、フォローし続けてきたTBSは「『放送する』とも『しない』とも言い切れません」(関係者)。しかし実際のところは、日本ボクシングコミッション(JBC)が2月に亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新を認めず、事実上の追放状態となった時点から「この状態では試合を放送することはできない」との方針を決めていた。

 

 16日には東日本ボクシング協会が、新会長に大竹重幸氏(56)を据えて再出発しようという同ジムからの申請を却下したばかり。来月の和毅の試合までに事態が変わる可能性は低い。

 

 海外で指名試合をクリアとなれば、元WBCスーパーバンタム級の西岡利晃(37)やWBCスーパーフェザー級王者、三浦隆司(30=帝拳)に次ぐ快挙。だが、その模様はほとんどの人が見ることができなさそうだ。