〝フィリピンの英雄〟は、元UFC2階級制覇王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)を見限ったということか。

 ボクシング6階級制覇王者でWBA世界ウエルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(42=フィリピン)が、WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(22=米国)とのエキシビションマッチ実現に向けて交渉中であると複数の海外メディアが報じている。

 米メディア「インターナショナル・ビジネス・タイムス」によると、今年中に実現が期待されているマクレガーとの試合は「待たなければならないかもしれない」とし、交渉中のガルシアとのエキシビションマッチがマクレガー戦に取って代わる可能性を指摘している。

「UFC257」でマクレガーが元UFC世界ライト級暫定王者のダスティン・ポワリエ(32=米国)に負けた影響は小さくなく、米メディア「ボクシングトーク」などは「マクレガーのMMAでの敗戦がパッキャオ―ガルシア戦のドアを開けた」との見出しで、マクレガーがポワリエとの再戦を優先する可能性があり、そうした懸念がパッキャオに〝路線変更〟させたと報じている。

 マクレガー自身は今もパッキャオ戦に向けて意欲を見せているというが、パッキャオ陣営は別のターゲットに目を向けているようだ。