ボクシングの新型コロナウイルスのチャリティーイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第一体育館)でスペシャルエキシビションマッチに出場予定のWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(27=大橋)をめぐり、ファンが色めき立っている。

 対戦相手について「『こういうカードが見てみたい』というのがあったら、SNSで上げてもらえれば」と井上本人が発言したことで早速、ツイッターには同級の世界王者として長期政権を築いた長谷川穂積氏(40)、山中慎介氏(38)や「先の未来も踏まえ」WBO世界フライ級王者の中谷潤人(23=M・T)といった声が上がる。

 その中でやはり多いのは、井上自身が「僕も見たい」と言うWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31=Ambision)との対戦。しかし一方で「階級が近いからいずれ公式戦で闘うまで取っておきたい」という現実的な意見も。〝キックの神童〟那須川天心(22)を熱望する声もあったが、異種格闘技戦となるため、こちらは現実的ではなさそうだ。

「ウエートが関係ないなら(WBA世界ミドル級スーパー王者)村田諒太(35=帝拳)。案外成り立つのでは」といった驚きの組み合わせを希望する声もあるなど、すでにファンは「夢カード」の実現に心を躍らせている。

 イベントには、WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)などの現役の世界王者や、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(41)、元3階級王者の八重樫東氏(37)といった引退した元世界王者などが参加者に名を連ねている。