井岡タトゥー問題 JBCが井岡一翔に「厳重注意」処分 当面ルール変更はナシ

2021年01月22日 15時00分

物議を醸した井岡のタトゥー(昨年12月31日)

 日本ボクシングコミッション(JBC)は22日、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31=Ambition)を厳重注意処分にしたと発表した。大みそかに行われた同級タイトルV2戦で、試合中にタトゥーが露出したことに対するもの。

 JBCの倫理委員会はこの日、「令和2年12月31日、世界タイトルマッチ出場の際、入れ墨を隠す塗布物が剥がれ落ち、左腕の入れ墨が露出したまま試合を続行した。このことはJBCルール第95条2号に抵触するものであり、当財団(JBC)は井岡一翔を厳重注意処分とする」と発表した。

「欠格事由」を定めたJBCルール第95条では「次の各号に該当するボクサーは、試合に出場することができない」としており、その2号に「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」と記載されている。

 ただ、今回の一翔に限らず、同様のケースは今後も他の選手の場合でも起こり得ることから「JBC指定の塗布剤を使用させるか、指定業者による塗布施術を受けてもらうなどの手当てを考えていきたい」(安河内剛JBC事務局長)との対応策を明らかにした。

 この問題をめぐっては、一翔がルールに抵触したことだけにとどまらず、JBCがタトゥー(入れ墨)を入れた選手の試合出場を禁止していることへの意見が、各所から噴出した。

 だが、JBCは今回、一翔がルールに抵触してタトゥーを露出させた問題だけを、倫理委員会での議論、処分の対象にした。

 安河内事務局長は「今回、入れ墨(タトゥー)についてのさまざまなご意見をいただいたが、現時点でJBCルールを変更することは考えていない」とコメントした。