井岡一翔 ドタバタ王者尻目に余裕たっぷり

2014年05月07日 16時00分

減量に苦しんだ王者アムナト(右)と余裕たっぷりの一翔

 IBF世界フライ級タイトルマッチ(7日、大阪・ボディメーカーコロシアム)で3階級制覇に挑む井岡一翔(25=井岡)と王者のアムナト・ルエンロン(34=タイ)が6日、調印式と前日計量に臨み、一翔はリミットの50・8キロ、アムナトは50・7キロでパスした。

 

 会見で王者は「(一翔に判定勝ちした)アマチュアの時の印象は特にない」と“上から目線”だったが、実は冷や汗もの。調印式前の予備計量ではなんと200グラムオーバー。慌てて縄跳びをし、調印式から計量までの20分もミット打ちをして必死に帳尻を合わせた。

 

 IBFの計量といえば、昨年12月にスーパーフライ級王者(当時)の亀田大毅(25=亀田)の相手、リボリオ・ソリス(32=ベネズエラ)が計量に失敗しながら試合は判定勝ち。ところがIBFの規定では負けた大毅が王座防衛となり、大騒動に発展した。会場には二の舞いを危惧した緊張感が漂ったが、何とかパスしてことなきを得た。

 

 王者のドタバタを尻目に一翔は「IBFベルトは早く僕に巻いてほしそうだった」と余裕たっぷり。叔父の弘樹氏(45)が4度挑みながら、かなわなかった井岡家の悲願。今回は何かとお騒がせのIBF戦だが、3階級制覇へ向けて抜かりはない。