ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(54=米国)が同じく同級王者のレジェンド、ジョージ・フォアマン氏(72)から〝警告〟を受けた。

 昨年11月に復帰したタイソンは、今後もエキシビションマッチを続ける意欲を見せている。対戦候補には様々な名前が挙がるが、その中にはかつてのライバルで、タイソンとは〝耳かみ事件〟の因縁もある元ヘビー級統一王者イベンダー・ホリフィールド氏(58=米国)が浮上中だ。

 米メディア「インサイダー」によると、ホリフィールド氏も「最大の戦いになる。マイクも私のメッセージは伝わっていると思う」と3度目の対戦にやる気満々。先週には自身のインスタグラムで、上半身裸で両手にグローブをはめ、自信満々の表情で鍛え上げられたマッスルボディーを披露した。

 この画像を、フォアマン氏がツイッター上で取り上げ、タイソンに向けて「let sleeping dog lie」とつぶやいた。これは「寝た子は起こすな」「面倒になるから放っておけ」という意味で、タイソンにホリフィールド戦は避けるべきと警告したと、同メディアは伝えている。

 昨年11月のタイソン復帰後にフォアマン氏は「今のように調子を整えれば、タイトルを争うチャンスがある」と評価したと報じられたが、年齢を感じさせない筋肉隆々のホリフィールド氏にはさすがに驚きを隠せない様子。レジェンド対決が実現するか注目だ。