“神の左”山中 海外での亀田和毅戦にも障壁

2014年04月26日 11時00分

山中は太陽に向かって“神の左”を突き上げた

 WBC世界バンタム級タイトルマッチでV6に成功した山中慎介(31=帝拳)が一夜明けた24日に会見。5連続KO防衛の達成にも“ゴッド・レフト”は「勝ててホッとしているけど、反省も多い試合だった。早い回(2回)にダウンを取れて単調になってしまった」と納得していない表情だった。

 注目の次戦について本田明彦会長(66)は「ボブ・アラムから9月のシンガポールでの興行に『世界王者を一人出してくれ』と言われている」と明かした。このイベントはボブ・アラム氏(82)率いるトップランク社が主催するもので、村田諒太(28=三迫)も出場予定。帝拳ジムにはWBCスーパーフェザー級王者の三浦隆司(29)がいるが、こちらは夏に米国でV3戦を行う見込み。そこで山中参戦の可能性が浮上したというわけ。

 数多くのスーパーボクサーを傘下に置く同社のリングに上がれば、山中としても名前を売る大きなチャンスだ。相手はもちろん、同社がプロモートする選手になりそうだが…。ここで気になるのはWBOバンタム級王者の亀田和毅(22=亀田)と対戦する可能性。亀田三兄弟は昨年12月の大毅(25)の「負けても防衛」問題による処分で日本では試合をすることができないものの、国外ならばOKだからだ。

 本田会長は和毅戦について「いろんな問題をクリアすれば、やらないわけじゃない」と語っている(本紙昨報)。WBOは公式サイトで、和毅のV2戦を7月12日にメキシコで行うと発表したが、和毅がここをクリアすればシンガポールで山中と対戦することも日程的には不可能ではない。

 ただ、最大の障壁は和毅とプロモート契約するペペ・ゴメス氏が、オスカー・デラホーヤ氏(41)の「ゴールデンボーイ・プロモーションズ」系だということ。トップランク社とは激しいライバル関係にあり、ゴメス氏が前面に出てくるようだと交渉がまとまる望みは薄くなる。「もっと強い選手とやって、自分の名前を上げたい」という山中はシンガポールで誰と戦うのか?