【カリフォルニア州ロサンゼルス27日(日本時間28日)発】ボクシングの元統一ヘビー級王者、マイク・タイソン(54)と、元世界4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア(51=いずれも米国)とのヘビー級8回戦の前日計量が行われ、タイソンは220・4ポンド(約100キロ)。ジョーンズは210ポンド(約95キロ)だった。

 リミットのないヘビー級でタイソンが現役時代に最軽量だったのは、1997年にイベンダー・ホリフィールド(58=米国)の耳をかみちぎって反則負けとなった試合の218ポンド(約99キロ)で、今回はこれとほぼ同じ体重。2005年の現役最後の試合は233ポンド(約105・8キロ)だった。

「パンチを浴びせてやるだけ。あと(の作戦)はロイ次第だ」と話したタイソンが、しっかり絞ってきた今回どんな動きをするかが注目される。

 一方、ミドルからヘビーの4階級で世界王座を獲得ジョーンズは、キャリア最重量でリングに上がることになる。

「エキシビション」として行われる対戦は2分8ラウンド。グローブは通常の10オンスよりも大きい12オンスのものが使われる。

 現役時代の戦績はタイソンが50勝(44KO)6敗で、ジョーンズは66勝(47KO)9敗。