世界ボクシング評議会(WBC)は25日、元世界5階級制覇王者で世界バンタム級1位のノニト・ドネア(37=フィリピン)が同級4位のエマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)と王座決定戦を行うことが承認されたと公式サイトで発表した。

 ドネアは当初、12月19日に米コネチカット州アンカスビルでWBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)と対戦する予定だった。だが、ウバーリが10月下旬に新型コロナウイルスに感染したことが判明し、試合は中止。代わりに元IBF同級王者のロドリゲスとの決戦が決まった。

 またウバーリはWBC規則に従って休養王者としてのステータスを保持するという。コロナウイルスの陰性が確認された後、来年2月以降にドネア―ロドリゲスの勝者と使命試合が義務付けられる。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(27=大橋)が目標に掲げるバンタム級4団体の統一ロードにも影響しそうだ。