【ボクシング】モロニーは井上尚弥攻略に自信「イノウエは無謀なところがある」

2020年10月27日 16時16分

井上尚弥

【ネバダ州ラスベガス26日(日本時間27日)発】ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチ(31日=日本時間11月1日、MGMグランド)で統一王者の井上尚弥(27=大橋)に挑むWBO同級1位のジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)がこの日オンラインで会見し「イノウエは無謀な攻めをすることがある」と攻略に自信を見せた。

「自分の夢は世界でベストのボクサーになること。このチャンスが来ることを待っていた」というモロニー。

 オーストラリアメディアから、危険なパンチを持つ井上をどう見る? と質問されると「確かにパワーは素晴らしいが、無謀なことをする時がある。ドネアがそこを攻めて、パンチをヒットさせ、ダメージを与えることを見せてくれた」と、昨年11月のWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)決勝でノニト・ドネア(37=フィリピン)が判定で敗れたとはいえ、右眼窩底骨折のダメージを負わせたことを引き合いに出し、攻略法を見つけたことをにおわせる。

 モロニーは2018年10月のWBSS1回戦でエマニュエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)に判定負け。そのロドリゲスは次の試合で井上に2ラウンドKO負けしている。

 これを〝三段論法〟に当てはめると勝ち目はない、となるが「それ(ロドリゲスに負けたこと)は2年前のこと。自分はその時とは全然変わっている」と自信を見せる。

 ブックメーカーが付けた勝敗オッズでは、井上が軒並み1倍台なのに対して、自身は5~8倍の大差となっていることにも「アンダードッグ。悪くないね。人々の評価が間違っていることをリングで証明するよ」と余裕の表情で語った。

 会見には今回の興行のプロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEO(88)も登場。「モロニーが番狂わせを起こしてイノウエに勝ち(現在リング誌で井上が2位の)『パウンド・フォー・パウンド』に入ることはあり得る」と話した。

 日本のファンにとっては気になるコメントだがアラムCEOは続けて「この試合はオーストラリアでもペイ・パー・ビュー(PPV)で見ることができる」と話すなど、オーストラリアのメディアやファンを意識してのものだったようだ。

 決戦まであと5日。どんな結末が待っているのか。