世界チャンプ目指す「悪魔教」信者

2012年07月15日 12時00分

 悪魔教で世界へ! WBC世界フライ級王座戦(16日、埼玉・ウイングハット春日部)で王者ソニー・ボーイ・ハロ(30=フィリピン)に挑戦する五十嵐俊幸(28=帝拳)が世界初挑戦の今回、デーモン閣下がボーカルを務めるバンド「聖飢魔Ⅱ」の「EL DORADO」を入場曲に選んだ。実は同バンドとは意外な縁がある。

 

 高校でボクシングを始めた五十嵐は東京農大在学中にアテネ五輪に出場するなど、アマチュアで活躍。地元・秋田の体育協会から「面倒はすべて見るから、卒業後もアマとして秋田国体と北京五輪を目指せと誘われた」(五十嵐)という。本人もそのつもりだったが「卒業の2週間前になかったことにされた」。行き場を失った五十嵐は、プロとして唯一誘いを受けていた帝拳ジムに所属することになった。

 

 そこで出会ったのが、練習生としてジムに通っていた「聖飢魔Ⅱ」初代ベーシストのゾッド星島。影響を受けた五十嵐はすっかり聖飢魔Ⅱのファン、悪魔教の信者になってしまったという。

 

 世界タイトル奪取の暁には「結婚式も何もしていないので」と妻・栄子さん(39)に指輪をプレゼントする予定。悪魔の力を借りてでも、勝たなければいけない。