世界王座返り咲きを狙う河野「生活費2万円の質素生活」

2014年01月24日 11時00分

カレーを食べスタミナ補給する河野

 元WBA世界スーパーフライ級王者で同級2位の河野公平(33=ワタナベ)が、王座返り咲きを目指して3月26日に東京・後楽園ホールで、暫定王者で同級1位のデンカオセーン・カオウィチット(37=タイ)との王座決定戦に臨む。22日、発表になった。

 河野は4度目の世界挑戦。王者になれば、次の指名試合は現在同級4位で、4階級制覇を狙う亀田興毅(27=亀田)との対戦になる可能性もある。亀田兄弟と拳を交えて国民的知名度を得た元WBCフライ級王者の内藤大助氏(39)の例もあるだけに、ここは何としても王座復帰を果たしたいところだ。

 一方で、元王者の生活は質素そのもの。ワタナベジムの渡辺均会長(64)は「お酒は飲まないし、ご飯は必ず家(両親同居の自宅)で食べて外食はしない。生活費は月2万~3万円しかかかってないんじゃないかな? その代わりスポンサーは多いから、ボクシング(の収入)だけで生活してるんですよ」

 ファイトマネーだけでは生活できないボクサーがほとんど。だが、河野は自宅がジムの至近距離という“地の利”もあり、家賃はゼロという。2007年に日本スーパーフライ級王者になる以前はバイト経験もあるが「頑張って働いて月10万~12万円。それでクタクタになって練習するよりも、ボクシングに集中した方がいい」(河野)との判断で、近年はボクサー一本の生活だ。何をするにもド派手な亀田兄弟とは対照的に、何ともつましい。

 相手のデンカオセーンは「日本人キラー」として知られるが、河野は「4度目のチャンスをくれた会長に感謝。大みそかの前哨戦が終わった翌日から走り始めた」と、ひたすら謙虚。

 王座に返り咲いても、ボクシングひと筋の生活は変わらないだろう。