【スポーツ情報局】

 デスク:亀田大毅(25=亀田)が12月3日のIBF世界スーパーフライ級戦で判定負けしながら王座防衛した件は、何か結論が出たのか?

 ボクシング担当記者:試合前日に対戦相手のWBA王者、リボリオ・ソリス(31)が計量失格。IBFの立会人が「大毅が勝てば統一王者。負けたら王座は空位」と発表しながら、試合後に「IBF王座は移動せず、大毅は王者のまま」と前言を翻して大混乱となりました。試合を管轄した日本ボクシングコミッション(JBC)は、王座が移動しないことを試合前から知りながら、報告などをしなかった亀田ジムの姿勢を問題視しています。

 デスク:亀田ジムは昨年9月に大毅がベルト奪取した時も、JBCを無視して当日計量の時間を変更した“前科”があるもんな。

 記者:今回の件について、年末にJBCの資格審査委員会と倫理委員会が開かれ、近日中には亀田プロモーション社長の興毅(27)らジム関係者から聴取するようです。

 デスク:その上で処分内容の決定か。でも、亀田サイドは弁護士が調査結果をマスコミにファクスしたよな。当然、処分に納得がいかなければ法廷闘争に持ち込む気なんじゃないのか?

 記者:可能性は十分ありますが…興毅、大毅とも計量直後のブログには「負けたら空位」と書いてるぐらいで、陣営にも「負けても保持」が周知徹底されてなかったのは明らかです。今後も日本で活動するつもりなら「興行の運営に不手際がありました」と頭を下げれば、まるく収まると思うんですけどねえ。