挑戦者ロペス減量失敗の失態

2012年07月08日 12時00分

 WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ(今日8日、横浜文化体育館)の前日軽量が7日に行われたが、王者・佐藤洋太(28=協栄)に挑む同級1位のシルベスター・ロペス(24=フィリピン)が100グラムオーバーの失態を演じた。2度の再計量でようやくパスした挑戦者に対して佐藤は「ボディー打ちしてやりますよ」とほくそえんだ。「ダメ、ダメ、ダメ」。スケールの目盛りがわずかに「オーバー」を示す枠に触れた。見る人によっては「OK」と言いそうな、微妙なものだったが協栄の金平桂一郎会長(46)の判断は「ノー」。「意地悪するわけじゃないけど、こっち(佐藤)だって地獄の思いで減量している。義務なんだから、ちゃんと落としてもらわないと」と同会長。

 先にリミットでパスして、グレープジュースを飲んでいた佐藤は「ザマーミロ、と思った」。さらに記念撮影の際にも「ベリー・ハングリーだろ?」と追い討ちをかけられたロペスは15分後に再び秤に乗ったが、体重は変わらず。30分間縄跳びをして、やっとリミットにこぎつけた。

 そんなドタバタを見ていた佐藤は「可愛そうになってきた」と言いつつも「ああなると(食事を)がっつく。その分、腹が打たれ弱くなるだろうから、ボディーを狙ってやりますよ」との作戦を明かした。

 最初の計量から2時間以内にクリアできなくて失格という最悪の事態は免れた。減量失敗という最低のミスを犯した相手は、すっきり倒したい。