ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者、内山高志氏(40)が出身地の埼玉・春日部市にオープンさせた「KOD STUDIO」のレセプションパーティーが、11日に行われた。

 世界王座を連続11度防衛した名王者のジム。といっても、プロボクサーの育成は目的にしていない。主に一般の人を対象にしている。

 内山氏が現役時代に行っていたメニューを基に、気持ちよく体を動かして汗をかいてもらうことが目的だ。2月にオープンし、この日のパーティーも当初は4月ごろに開く予定だった。

 それが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月から5月いっぱいまで臨時休業を余儀なくされ、6月からようやく再開することができたのだという。

「現在の会員数は80人ぐらいですけど、これを200人ぐらいまで増やしたい。地元を盛り上げていけるようにできたらいいですね」と内山氏。

「KOD」とは、同氏が現役時代にプロで27戦20KO勝利を挙げたことにちなんで付いたニックネーム「ノックアウト・ダイナマイト」のことだが、このジムでは激しく殴り合うのではなく、楽しく健康になってもらいたいという。