「西岡ジム」は女子世界王者育成に前向き

2013年09月26日 11時00分

 スーパー王者の将来像は…。タイトルを7度防衛し、日本人で初めて名誉チャンピオンに昇格した元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃氏(37)が5日に兵庫県西宮市に「西岡利晃GYM」のジム開きを行ったが、将来的には男子よりも女子の世界王者育成に前向きだ。


 昨年10月、ノニト・ドネア(30=フィリピン)と世界スーパーバンタム王座統一戦で激しい戦いを繰り広げた西岡氏だけに、“第2の西岡”の育成に期待がかかるが、将来の目標を問われると「世界を目指すとなると全く別のスポーツ」と慎重な姿勢を崩さない。まずはプロボクサーの育成ではなく、ダイエットや健康増進を目的としたフィットネスジムとしてスタートを切った。


 プロ39戦目で世界王座獲得。5度目の世界挑戦でようやくベルトをつかんだ遅咲きの選手生活だったことが、後進の育成方針に大きく影響している。技術論よりも「やっている人が納得するまで付き合う。子供や自分より年上の人にも段階を踏んで分かりやすく教えたい」と親身になった指導を心掛ける。


「このジムで成長した選手が世界を目指すと言えばその時は考える」と世界への意欲はもちろんある。だが最近は、関西出身の世界王者の真道ゴー(26=WBC女子世界フライ級王者)や前WBA女子世界ミニマム級王者の多田悦子(32=真正)といった女子王者との交流が多く、女子ボクシングへの理解も深い。3月の多田の世界戦では女子ボクシング支援も明言しており、まずは女子から世界取りの夢に向かうことになりそうだ。