王座統一!井岡救った〝アニキ流〟

2012年06月22日 12時00分

〝アニキ流〟で勝った。日本初の2団体世界王座統一戦(20日、大阪・ボディメーカーコロシアム)でWBAミニマム級王者の八重樫東(29=大橋)を3―0で破り統一王者となったWBC王者の井岡一翔(23=井岡、写真中)。過去最悪の体調で迎えた激闘を制したのは阪神・金本知憲外野手(44)と同じ治療器具のおかげだった。

 一翔の体に異変が生じたのは先週のこと。38度の発熱に加え背筋痛も発症と満身創いの状態に陥り「これも運命なのかな」と嘆くほどだった。

 そんな一翔を救ったのが「アニキ」こと金本も一昨年のシーズン開幕前に右肩のきょく上筋を部分断裂したことをきっかけに使い始めた、ファイテン社の「メタルシャワー」という磁気治療器。

 アクアチタンによって筋肉の奥までリラックスさせるこの器具を一翔も先週初めから自宅に持ち帰り、連日30分使用して体調回復に努めたことで無事リングに立つことができた。

 一翔は21日、大阪市内で一夜明け会見を行い、「疲れも痛みもあるが、それも勝った証し。ほっとしている」と語った。八重樫戦の視聴率が平均22・3%。瞬間最高で27・1%(いずれも関西地区。ビデオリサーチ調べ)だったことを知らされると「多くの人に見てもらえたのはうれしい」と笑顔を見せた。

 今後はライトフライ級に上げることが既定路線。早ければ年内にも2階級制覇に挑むことになるが「やる限りは負けたくない。歴史に名前を刻むという使命感がある」と胸を張った。世界タイトル日本最速奪取に続く、初の統一王者も、まだまだ通過点でしかない。