村田が世界見据え“脱・日本人スタイル”

2013年09月14日 16時00分

練習を再開した村田

 ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストで、8月25日のプロデビュー戦で鮮やかなTKO勝ちを飾った村田諒太(27=三迫)が練習を再開した。注目のプロ2戦目は12月に外国人選手を予定しているが、今後は「世界戦略」の一環として日本人の試合を見ない方針を固めたという。

 

 デビュー戦で完勝した後、村田は約2週間のオフを満喫。デビュー前にはラスベガスで合宿をしており「家族を放ったらかしにしていたので、それを清算するくらいのことはした」と家族サービスにも励んだ。それでも軽めの運動で、デビュー戦で出た課題を修正。「自分がもっと成長できるような練習をしていきたい」とさまざまな方法で世界王座へ向けたレベルアップを図る考えだ。

 

 なかでも意外なものはアマチュア時代には「好きというだけで見ていた」ほどのボクシングの試合観戦を厳選するということ。「(オフ期間に)国内の(試合)は見ていない。海外の試合は見ている」(村田)。

 

「プロではワンパンチでこう倒すのかと見ていた。今は(自分の目標に)直結して見れている」とその意図を説明。一方で今回のオフ期間には亀田大毅(24=亀田)のIBF世界スーパーフライ級王座決定戦や、前日11日に行われた井岡一翔(24=井岡)のWBA世界ライトフライ級V2戦など日本人王者の試合をテレビ観戦する機会もあったが「自分の参考にはならない」ということで見なかったという。

 

 早期の世界王座獲得を目指す村田にとって、軽量級の日本人のボクシングは、一発で決着がつくことも多い中量級のものとはパンチの質もスタイルも異なる。もちろん、現在10人いる日本人の世界王者を応援しないわけではないが、見ても自分のボクシングの役には立たないというわけだ。今後も世界を見据え“脱・日本人”のスタイルで頂点に上り詰める構えだ。