宮崎KO勝利が井岡会長への恩返し

2013年09月10日 16時00分

シルベストレ(手前)の検診を見つめる宮崎。奥が井岡一法会長

 WBAダブル世界戦(11日、大阪・ボディメーカーコロシアム)へ向けライトフライ級王者の井岡一翔(24)とミニマム級王者の宮崎亮(25=ともに井岡)が9日、予備検診に臨んだ。

 

 宮崎はWBAミニマム級暫定王者で同級1位の強敵ヘスス・シルベストレ(23=メキシコ)に「あいつの高い鼻を潰して勝ちます」とKO予告したが、これには理由がある。宮崎は昨年大みそかに王座を獲得。5月のV1達成後はライトフライ級に転級する青写真だったが、志願して今回の指名試合を行うことになった。このため、わがままを受け入れてくれた井岡一法会長(46)に“恩返し”をしなければならないからだ。

 

 一法会長は試合当日は宮崎と息子の一翔のセコンドを務める。ただ、先に戦う宮崎の試合が長引けば、インターバルは当然、短くなる。同会長がセコンドに付くとなると、控室でミット打ちなどにも付き合い、ボクサーの調子を見極めるのも重要な役目。だが過去には宮崎の試合で興奮しすぎて息が絶え絶えとなり?一翔のウオーミングアップを始めた際には指示の内容を間違えかけたこともあるという。

 

 11日は前座試合を合わせると、一法会長はなんと最大44ラウンドに付き合う。全試合が判定ともなれば、メーンの一翔戦時には疲労困憊で、きちんと指示できるかどうか分からなくなる。このため試合間隔は長いに越したことはない。そこでKO勝利が必要なのだ。

 

「見ていて面白い試合をしたい。上(顔)を殴ってしっかり倒す」(宮崎)を有言実行することが、ダブル防衛と会長への追い風になる。