【ボクシング】ロマゴン復活 9回TKOで3年ぶり王座返り咲き

2020年03月01日 14時03分

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが2月29日(日本時間3月1日)、テキサス州フリスコで行われ、同級2位で元4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(32=ニカラグア、帝拳)が王者カリド・ヤファイ(30=英国)に9R25秒TKO勝ちして新王者となった。

 最後は鮮やかな右ストレートを打ち込んだ。アゴに被弾したヤファイは尻からキャンバスに沈み、レフェリーはカウントを途中で止めてTKOを宣告。2016年12月に王座に就いて5度防衛した王者に初黒星をつけたロマゴンが、17年3月にシーサケット・ソールンビサイ(33=タイ)に判定負けしてWBCスーパーフライ級タイトルを失って以来、約3年ぶりに世界王座に返り咲いた。

 試合開始から手数、ヒット数ともにロマゴンが圧倒。ヤファイは序盤から2度もマウスピースを吐き出すなど、苦戦している様子が見て取れた。

 展開が動きかけたのは6R。ロマゴンが右目上から出血し、スリップするなどするとヤファイが攻勢に転じたかに思えた。だがロマゴンも慌てず、8Rにワンツーで最初のダウンを奪うと、9R開始早々に文句なしの右をヒットさせて試合を終わらせた。

 シーサケットに初黒星を喫し、半年後の再戦はKO負け。その後、約1年のブランクを経て再起後は2連続KO勝利。昨年12月23日の横浜アリーナでの試合(村田諒太のアンダーカード)後には「また世界王者になりたい」と意気込みを語っていたが、すぐに有言実行してみせた。

 Sフライ級はWBO王者が井岡一翔(30=Reason大貴)で、田中恒成(24=畑中)もWBOのフライ級王座を返上してSフライ級で4階級制覇を目指している。ロマゴンとの絡みが今後注目されるところだ。