【ボクシング】フューリーが7R・TKOで王座奪取 ワイルダーとの因縁の再戦で圧勝

2020年02月23日 15時48分

ワイルダー(右)を破り新王者に輝いたフューリー(ロイター)

 ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチは22日(日本時間23日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われ、同級1位タイソン・フューリー(31=英国)が7R1分39秒TKOで、V10を誇る王者デオンテイ・ワイルダー(34=米国)を破り新王者となった。

 2018年12月の最初の対戦ではフューリーが2度ダウンしながら引き分け。その再戦がどんな展開になるか注目されたが、最後はワイルダー陣営が棄権を申し出るという予想外の結末となった。

 開始のゴングが鳴ると先手を取ったかに見えたのはワイルダーだ。威力がアメフト選手のタックルにも相当する右ストレートを立て続けにヒットさせた。

 だが、フューリーは強烈な左でワイルダーを後退させ、3R終盤にはワンツーでダウンを奪う。これで王者は足元がおぼつかなくなり、4Rには足がもつれる場面も。圧倒的優位に立った挑戦者は勝負を決めるべく、5Rに左のボディーで2度目のダウンを奪った。

 6Rも王者に反撃できる様子はない。そして迎えた7R。フューリーがコーナーに追い詰めたところでワイルダー陣営が棄権を申し出て、無敗対決は衝撃の結末となった。

 15年1月にWBC世界ヘビー級王者となって以来、フューリー戦以外はすべてKOで防衛してきたワイルダーはプロ初の敗戦で王座陥落。

 一方、予定日より2か月半も早く生まれたため、体重わずか1ポンド(約450グラム)の超未熟児ながら、父親が元統一ヘビー級王者のマイク・タイソン(53=米国)にあやかって名付けられたフューリーが、ついに頂点に立った。