【ボクシング】年間優秀選手表彰式に2冠の井上尚弥不在のドタバタ劇の舞台裏

2020年02月08日 16時40分

村田はWBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(左)と記念撮影

 ボクシングの2019年度年間優秀選手表彰式(7日)でWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26=大橋)が最優秀選手賞と世界戦年間最高試合(昨年11月のノニト・ドネア戦)の2冠を獲得したが、主役不在のドタバタとなった。

 井上は6日夜にグアム合宿から帰国。ところが当日朝に「熱が39度ぐらいあると連絡があった」(所属の大橋秀行会長)。筋肉疲労による発熱でインフルエンザなどではなかったが、大事をとって欠席した。ただ大橋会長が正午の開始時刻を午後1時と勘違い。急きょ代役となった松本好二トレーナー(50)も間に合わず、式の序盤はまさかの主役不在となった。

 以前は1月の選考会で受賞者が決定した時点で発表していたが、3年前から表彰式当日の発表に変更。サプライズ的演出で盛り上げることが目的だった。大橋会長と松本トレーナーがぎりぎりのタイミングで到着し何とか格好はついたものの、ある意味サプライズのてんやわんやとなった。

 井上は所属事務所を通じて「本日は欠席になってしまい非常に残念ですが、合宿では走り込みもしっかりできました」とコメント。来週からのスパーリングも予定通りの見込みだ。新型コロナウイルスが世界中で感染者を増やしている中での発熱はドキリとさせたが、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)との3団体王座統一戦(4月25日、米ラスベガス)へ向けてまずはひと安心だ。