井上尚弥がスパーリング公開 右眼窩底骨折は「全く問題ない」

2020年01月28日 20時41分

スパーリングを公開した井上尚弥

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が28日、横浜市内の所属ジムで5ラウンドのスパーリングを公開。4月に見込まれる次戦に向けて軽快な動きを披露した。

 昨年11月7日のWBSS決勝戦以来、初めてのスパーリング。日本ユースバンタム級王者の石井渡士也(19=REBOOT.IBA)を相手に最初こそ様子をうかがっていたものの、中盤以降は強烈なボディーやワンツーをヒット。練習を終えて報道陣に対応した王者は「(次戦へ向けて)出だし好調と言っていいんじゃないでしょうか」と充実した表情で振り返った。

 4月に米ラスベガスで、WBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(30=フィリピン)と対戦することが濃厚となっている。井上と同じくライトフライ級で初めて世界王者となり、同じように1階級飛ばして(井上はフライ級、カシメロはスーパーフライ級)3階級制覇を達成した相手との試合に向けては「スパーリングを増やしたい」と話した。

 近年は、試合に向けたスパーリングは60ラウンドほどに絞っていた。早期決着が多い中で、WBSS決勝のノニト・ドネア(37=フィリピン)戦はフルラウンドを戦い抜き「スタミナに問題ないことは分かっています。でも、それを一段階上げようと思って」とスパーリングを増やす意図を説明。これまでは再開初日は3~4ラウンドを流す程度にやっていたのがこの日は積極的に手を出した5ラウンドに表れていた。

 ドネア戦では右眼窩底を骨折したが「もう全く問題ないです」。来週には走り込みキャンプを開始する予定で、いよいよギアを上げていく。