「王座統一戦」が異例の盛り上がり

2012年06月16日 18時00分

 あの「世紀の一戦」を再現へ――・WBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(23=井岡)とWBA同級王者八重樫東(29=大橋)の王座統一戦(20日、大阪・ボディメーカーコロシアム)が異例の盛り上がりを見せている。

 史上初となった日本人同士による団体間の王座統一戦。「日本で初めての統一戦といっても、ボクシング界だけで盛り上がっても仕方ない」
 こう話す一翔の思いをまずはNHKがバックアップ。

 試合3日前となる日曜日(17日)の「サンデースポーツ」では統一戦に向けた特集がオンエアされる。

 試合を中継する局以外が事前に告知的な情報を流すことがほとんどないボクシング界では、極めて珍しい。

 また当日は、1994年12月4日に行われたWBC世界バンタム級王座統一戦を戦った薬師寺保栄氏(43)と辰吉丈一郎(42)がゲスト解説。2時間枠の前半部分では伝説の2人が〝元祖世紀の一戦〟を振り返る。

「映像を見たことがない、という方も多いでしょうから、たっぷりお見せします。〝伝説の戦い〟の後に、さらにすごい試合が始まる、という流れです」(TBSの関係者)

 今回の視聴率の目標も大きく「20%」。2009年11月の内藤大助VS亀田興毅は43・1%を記録(ビデオリサーチ調べ)したが「ボクシングでの20%超えは内藤VS興毅戦以来、ないと思います。今はサッカーの代表戦でも親善試合ではなく、W杯予選でないとクリアできない数字。『20%』いけば、かなり上出来です」(前出のTBS関係者)

 前売りチケットはすでに完売。関係者から「何とかならないか」との引き合いもあるが「あとは2階席の当日券が少し出るだけだと思います」(井岡弘樹会長)。決戦ムードは高まる一方だ。