【ボクシング】井岡は判定で初防衛 2020年も「自分のやり方」で強さ証明

2019年12月31日 19時32分

ジェイビエール・シントロン(右)に判定勝ちした井岡一翔

 4階級制覇王者の意地を見せた。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)で、王者・井岡一翔(30=Reason大貴)が同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)に3―0の判定勝ちで初防衛に成功。最高の形で令和元年を締めくくった。

 序盤、リーチで12センチ勝るシントロンを相手に、距離をつかめず攻めあぐねる。サウスポーとの対戦経験も決して豊富ではないが、4Rに左ボディーをヒットさせると、徐々にペースをつかみ始めた。

 後半には距離も見切って左右のボディーで追い込むが、足を使うシントロンを捉え切れない。最終Rは大「井岡」コールの中、両者が足を止めて打ち合う場面もあったが、そのまま試合終了のゴングを聞いた。

 井岡は「この瞬間を見せたかったので、最高の気持ちです!」と喜びを爆発させると、8月に誕生した長男の磨永翔(まなと)君の話を振られると、感極まった様子で「息子が生まれて、初めての試合でプレッシャーがあった」と心境を吐露した。

 前日計量では「見ている人に何かを感じさせたい。一年が終わる最後の試合でその責任もあるので、必ず勝って締めくくりたい」と発言。WBA・IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(26=大橋)のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)優勝や、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)の初防衛などボクシングが注目を集めた。この一年の終え方を語っていた。

 通算8度目の大みそか決戦を制し、有言実行で有終の美を飾った井岡。「来年も自分のやり方で(強さを)証明していきます!」と宣言して先を見据えた。