【ボクシング】王者・井岡一翔 挑戦者とリーチ12センチの差にも動じず

2019年12月29日 17時02分

 ボクシングのトリプル世界戦(31日、東京・大田区総合体育館)の予備検診が29日、東京・品川区のワタナベジムで行われ、V1戦に臨むWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30=Reason大貴)が、同級1位の挑戦者ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)よりリーチが12センチも短いことが判明した。

 25日に羽田空港で行われたフェースオフイベント以来、2度目の対面となった両者。検診で測定された数値は身長で5・5センチ、上肢のリーチでは実に12センチもシントロンが上回った。

 この結果を見た一翔は「リーチが長いことは分かっていたし、そういう選手ともこれまでもやってきたので、数字を見てどうこうというのはありません」と落ち着いて話した。

 確かにボクシングの試合中に静止して、腕の長さを比べるような状況は有り得ない。とはいえ、シントロンはサウスポーで、普通に構えるとジャブを打つ腕(一翔の左、シントロンの右)が近い状態になるだけに、12センチもの差は気がかりだ。

 一翔は体格の差よりも「サウスポー対策ということを重点的に練習してきた」といい「いいパフォーマンスができれば、いい結果が出ると思ってる」と自信を見せた。

 一方のシントロンも「数字の差は特に有利だとは思わない」と控えめに語りながらも、五輪2大会連続金メダルの記念に作ったという純金のネックレスを披露して「これは私の幸運のお守り」と話す表情は、自信に満ちているように見えた。