【ボクシング】田中恒成が王座防衛後の話を封印

2019年12月28日 16時35分

練習を公開した田中(左)は軽快なミット打ちを披露

 WBO世界フライ級王者の田中恒成(24=畑中ジム)が、V3戦(31日、東京・大田区総合体育館)後の話を封印した。

 27日には名古屋市内のジムで公開練習。大みそか決戦では同級10位ウラン・トロハツ(26=中国)の挑戦を受けるが、8月のV2戦では試合前に風邪をひいた反省から、今回は徹底した体調管理を行った。その結果、コンディションは「今年一番いい」。意識の変化は嫌いなランニングにも表れ、「絶対に走らない」と公言してきた10キロの壁を今回やすやすと突破。効果的な減量とメンタル面の強化につながった。

 25日に“日帰り新幹線”で参加した東京・羽田空港でのフェースオフ&調印式についても「正直、今までだったらきつかった。今回は大丈夫です」と断言する。トロハツの右フックを警戒しながらも「これが俺のボクシングというものを見せて、絶対にKOで勝ちたい」と自信をのぞかせた。

 気になるのはV3後の青写真だ。WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は来年、田中が階級を上げ、4階級制覇挑戦を希望する。対戦相手は田中と同日、同会場で行われるWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(30=Reason大貴)対同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)の勝者。だが畑中清詞会長(52)は「試合に集中したいので来年以後の質問は来年話します」とシャットアウト。胸の内にある2020年計画について語ることは一切なかった。

 一夜明け会見は東京都内で行う。元日に笑顔で新プランを口にすることができるか。