ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が27日、都内でWOWOWライブ「エキサイトマッチ~世界プロボクシング #37 2019年総集編」(30日午後9時~)の収録にゲストとして参加した。

 今回は、ボクシングの主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)のタイトルマッチやビッグマッチをランキング化し、今年のベストマッチを選出した。

 23日の試合で初防衛に成功した村田は、先月7日に行われたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝の井上尚弥(大橋)対ノニト・ドネア(フィリピン)戦について「サイドで見てて思ったんですけど、ものすごい緊張感がありました。随所に駆け引きがちりばめられ、ボクシングの面白さが凝縮されていましたね」と絶賛した。

 村田にとって2019年は、昨年10月に王座を奪われたロブ・ブラント(29=米国)にリベンジを果たし、ベルトを再奪取するなど、充実した一年となっただけに「王座に返り咲くことができて、いい一年になりました」と感慨に浸った。

 今後については「今は休まないといけない時期なので、体を動かしたい気持ちを抑えている」と年末年始は休養に充てるという。来月12日には34歳の誕生日を迎えるが「大きな試合をしたい」とさらなる高みを目指す。