ボクシングの畑中ジムは19日、名古屋市内のCBCテレビで会見を行い、所属するWBO世界フライ級王者の田中恒成(24)が大みそかに東京・大田区総合体育館で同級12位のウラン・トロハツ(26=中国)を相手に3度目の防衛戦を行うことを発表した。

 田中が東京で試合をするのは2014年10月の東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチの原隆二(29=大橋)戦以来で、世界戦では初となる。

「前回(8月のV2戦)はふがいない試合をしてしまったので、しっかりボクシングを組み立てて、最後はKOに持っていけるようにしたい」と意気込みを語った田中は、10月下旬から約2週間の米国キャンプを慣行。滞在中にはラスベガスで「カネロ」ことサウル・アルバレス(29=メキシコ)のWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチを観戦する機会にも恵まれ、大いに刺激を受けたという。

 当日はWBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔(30=Reason大貴)の初防衛と合わせたダブル世界戦になる。