村田諒太がドネアにしびれた理由 井上尚弥に敗戦も36歳であの強さ

2019年11月15日 16時30分

初防衛戦を控える村田はミット打ちで汗を流す

 WBA世界ミドル級王者の村田諒太(33=帝拳)が、世界5階級制覇のレジェンドに“感服”している。

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝(7日)で、井上尚弥(26=大橋)がノニト・ドネア(36=フィリピン)を激闘の末に判定で下した一戦は記憶に新しいところ。村田は「僕は他人の試合を見て(感動とか)どうのこうの思うことはあまりないんです」と言いながらも「ドネアにはしびれました」と最大級に称賛した。

 16日には37歳になるドネアはWBSS決勝にまで勝ち進んだものの、WBSS前は2年間で1勝2敗と負け越し。明らかにピークを過ぎていたが、ミドル級王者は「自分を追い込んであそこまで(コンディションを)つくるのだから、集中力とかそういったものはすごかった」とべた褒めだ。

 村田も年明けの1月12日には34歳になり、ドネアとは“同世代”。ボクシングでは軽量級にいくほどピークの年齢が若くなる傾向があり、年を重ねるとともに減量も苦しくなるが、ドネアはフェザー級で世界王者となった後に2階級下のバンタム級まで落としている。そう考えると、「ボクサー年齢」はかなり上ともいえるドネアが見せたパフォーマンスがいかに驚異的なものだったか…。そこに「しびれた」というわけだ。

 だが、そう言う村田も「インターバル走のタイムとか前より良くなっているんです」と、ベテランの域に入ってもまだまだ成長過程にある。12月23日には同級9位スティーブン・バトラー(24=カナダ)との初防衛戦(横浜アリーナ)を控える。7月に王座を取り戻した試合よりも、さらに進化した姿を見せてほしいものだ。