【WBSS】井上尚弥「バンタム」継続で史上5人目の4団体統一へ

2019年11月09日 16時30分

井上は「モハメド・アリ・トロフィー」を前に“1番ポーズ”だ

 バンタム級世界最強となったWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(26=大橋)の今後に世界が注目している。

 米興行大手トップランク社との複数年契約が発表されたものの、次戦は決まっていない。スーパーバンタム級に階級を上げて4階級制覇も期待されるが、8日の会見では「自分はしばらくバンタムに残って、やりたい選手がいる」。その相手としては弟の拓真(23=大橋)を破ったWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)と、WBSS準決勝を負傷で欠場したWBO王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)の名を挙げた。

 井上の狙いが主要4団体制圧であることは明らか。WBSS優勝でも手に入らなかった、残り2本のベルトも根こそぎ奪いにいくということだ。4団体統一王者はこれまでスーパーライト級でのテレンス・クロフォード(32=米国)ら4人だけ。達成すれば、WBSS優勝に続きボクシング史に名を残すことになる。

 ただ心配はノニト・ドネア(36=フィリピン)戦でカットし、5針縫った右目上の傷だ。父の真吾トレーナー(48)によると「長さも深さもある」。完全にふさがらないと再び切れる恐れがあるため、来春ごろと見込まれる次戦については慎重になる必要があるが…。