【ボクシング】井岡一翔 V1戦“普通の試合”は×

2019年10月11日 16時30分

V1戦を発表した井岡

 WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(30=Reason大貴)が、大みそかに東京・大田区総合体育館で同級1位のジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)と対戦することが10日、発表された。国内初の4階級制覇王者は初防衛戦に並々ならぬ覚悟で臨む。

 大みそか決戦のリングは今年で8回目。この日に会見した一翔は「前回の試合(6月)をしてから今年も大みそかに試合をやりたいと思っていた。一年最後の日に試合ができるのは格闘家としても、ボクサーとしてもうれしいこと」と話した。日本初の4階級制覇を達成したことを「男としての株も上がったと思う」と自画自賛する一方で「4階級制覇という印象も薄れると思うので、大事な試合になる」との“危機感”も口にした。

 現在国内でボクシングの話題といえば、11月7日にWBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)とWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)が対戦するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝戦(さいたまスーパーアリーナ)で持ち切りだ。

 また、一翔の4階級制覇達成の翌7月に劇的なKO勝利でWBA世界ミドル級王者に返り咲いた村田諒太(33=帝拳)も、年内に初防衛戦を行うことを希望しており、一翔はこれらの“余韻”が残る中で決戦に臨む可能性がある。

 そこで「普通の試合」となったら、それこそ印象が薄くなる。「海外で強い選手とやっていきたいという中で大事な試合」(一翔)だけに、勝つことはもちろん世界にアピールする試合内容が求められる。