【ボクシング】井上尚弥 11・7WBSSバンタム級決勝戦へ死角なし

2019年10月05日 16時30分

井上はパワーアップのため、パガラ(左)を練習パートナーに招聘

 もはや死角なしだ。WBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が4日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。WBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と激突する、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)まで約1か月。井上は「あっという間だが、いい感じで調子が上がっている」と充実の表情を見せた。

 前週までは3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)の練習パートナーを相手にスピード対策を重ねたが、今週からはパワーアップのために1階級上のWBO世界スーパーバンタム級2位アルバート・パガラ(25=フィリピン)を招いた。

 昨年、ドネアとも6ラウンドのスパーリングを行ったという実力者は、井上について「とても速くてすべてのパンチが強い。(ドネアより)ナオヤの方が強いのでは」とべた褒め。ただ、どちらが勝つかと問われた際には「フィフティー・フィフティー」と同郷のレジェンドも立てた。

 大橋秀行会長(54)が「ドネアにそっくりな選手。(ドネア必殺の)左フックを体感できる」と評すれば、井上も「めちゃくちゃいい練習になる」と興奮気味に語る。仮想ドネアを相手に“モンスター”がわずかな隙をも埋めていく。