【ボクシング】WBAライトフライ級王者・京口 “ドル箱”化の可能性

2019年10月03日 16時30分

一夜明け会見を行った京口

 WBA世界ライトフライ級王座戦で同級1位の久田哲也(34=ハラダ)を下し2度目の防衛に成功した王者の京口紘人(25=ワタナベ)が2日、大阪市内で一夜明け会見を行った。

 王者の左目は腫れており、久田との激闘を物語っていたが、このタイトル戦はテレビ中継されなかった。これまで京口戦を放送してきたTBS系列でも、陸上の世界選手権が開催中とあって深夜の録画放送もなし。生中継で視聴できたのは系列のMBSの動画視聴サービス「動画イズム」のみだったが、同局関係者によればアクセスは50万件あった。

 実際、これはすごい数字だという。京口も「それがすごいのか、よくわからないんですけど…」と戸惑っていたものの、昨年から今年にかけて年末年始に行われた高校ラグビーのアクセス数が7日間合計で約100万件、5月に行われたバレーボールの黒鷲旗決勝は約2万5000件だった。

 ラグビーは複数の試合を長時間中継した日があったのに対し、京口―久田戦は約1時間で半分を稼いだ。これには「20~30万いけば上等かと」と予想していたMBS側も驚きを隠せない。今回は無料の配信サービスだが、数字が増えれば放送枠の制約を受けない有料コンテンツになるかもしれない。

 京口は前夜の戦いを「伸びしろとか、まだ強くなれることを感じ取ることができた」と評した。一方、6月に続く判定防衛で課題も多かった。来年にWBC同級王者の拳四朗(27=BMB)との王座統一戦を目指しており、自らのビジネスチャンスを広げるためにも、次戦こそ豪快に倒したいところだ。