亀田和毅「100種類のジャブ」で勝つ!

2013年06月30日 16時00分

“亀田家の最終兵器”ことWBO世界バンタム級5位の亀田和毅(21=亀田)が、8月1日にフィリピン・セブ島で同級王者パウルス・アンブンダ(32=ナミビア)に挑戦する。勝てば世界初の「3兄弟世界王者」となる注目の一戦をどう戦うのか。和毅が本紙の単独インタビューに答え“100種類のジャブ”から“夢のお告げ”まで胸中を激白した。

 

 ――2008年11月のプロデビューから5年弱。すでに世界王者になっている興毅(26)、大毅(24)の兄2人に続いてベルトに挑戦する機会が、プロ28戦目でようやく巡ってきた

 

 和毅:お兄ちゃん(興毅)、大ちゃんが勝って、あとは俺やからね。3人で世界王者っていうのは亀田家の夢。気合が入ってるし、きちんと勝たなアカンというプレッシャーも結構あるよ。

 

 ――「プレッシャー」という言葉が出てくるとは意外な気がする

 

 和毅:もちろん自信もある。なかったら世界戦のリングになんて、上がられへん。今日のスパーリングでも「これならいける(KOできる)」というのが2発ぐらいあった。ま、具体的な内容は言えへんけど…ガムシャラだけじゃ、世界は取れない。試合では自信を持ってジャブを出していきたい。最近分かってきたんやけど、ジャブだけでもいろんな打ち方が100種類以上あんねん。それが入れば、おもしろいね。試合までに引き出しを増やせるようにしたい。

 

 ――先週はセブ島で合宿。成果は

 

 和毅:フィリピンがあんなに暑いとは思わんかった。知らんでいきなり試合前に行ったんじゃ、きつかったな。でも(サウナスーツを着ず)普通に練習しただけで体重が落ちた。計量の後に食事する店もチェックしたし、会場も見てきた。(6階級制覇王者でフィリピン出身の)パッキャオも試合したことあるところやから、雰囲気もあった。行って良かったわ。

 

 ――王者アンブンダの印象は

 

 和毅:ビデオを見た感じではやりにくい相手。押したり、アウトボクシングしたり、いろんなボクシングをしないと勝てない。後半は接近戦になるやろから、負けないパワーをつけないとな。アイツ、最近では夢に出てくんねん…。

 

 ――夢の中での勝敗は

 

 和毅:結果は毎回、違うねん。負けはないけどな。1回ドローがあったけど、あとはだいたい8RでKOとか。前半押されてたのを、後半巻き返して終わり、って感じだよ。

 

 ――15歳からメキシコで武者修行してきた。その経験は、今回の世界挑戦に役立っているのか

 

 和毅:つらかったけど、いろんな面で成長できたし、精神的に強くなった。中学卒業して、言葉も分からん国に一人で行って、練習して。ブーイング浴びながら試合もしたけど、それを続けたことが自信になった。世界王者になったら、メキシコでも試合がやりたい。

 

 ――世界王者となった後の「防衛ロード」の青写真はあるか

 

 和毅:あいつ負けるんと違うか?」「きっと負けるぞ」と言われるような強い相手と試合をやっていきたいな。その方がやりがいがある。強いヤツとビッグマッチをどんどんやっていきたい。4団体、統一戦もやるよ。WBAはお兄ちゃん(興毅)がチャンピオンやから、今は無理やけど…。8月1日、俺は世界王者になる。その後10年は俺の時代になるはずや。その瞬間を一人でも多くの人に見てほしいな。応援、よろしくお願いします!

 

 ☆かめだ・ともき 1991年7月12日生まれ。大阪市出身。天下茶屋中学卒業後にメキシコに渡り、アマチュアを経て2008年11月にプロデビュー。プロ戦績は27戦全勝(18KO)。これまでの獲得タイトルはWBC世界バンタム級シルバー王座。同バンタム級ユース王座など。身長171センチ。