【ボクシング】井上尚弥 WBSSバンタム級決勝ドネア戦へロマチェンコの相棒と合体

2019年09月07日 16時30分

同日にWBCバンタム級王座統一戦を行う弟・拓真(左)とも健闘を誓いあった井上尚弥

 怪物に秘策あり――。WBA正規&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が6日、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)で対戦するWBAスーパー王者のノニト・ドネア(36=フィリピン)について「ドネアは一発があるので、そこだけは注意して試合を進めないといけない」と危機感を強めた。

 大一番に向けての本格的なスパーリングはこの日からスタート。井上は初日から素早い動きで相手のクリーンヒットを許さず、すでに臨戦態勢は整っている。それでも来週からは“最強”のスパーリング相手との、さらなる激しい実戦トレに入るという。

 その相手とは3団体統一ライト級王者、ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)の練習パートナーを務めるジャフェスリー・ラミド(19=米国)。来年の東京五輪ではフェザー級米国代表候補の実力者だ。

 井上は「ドネアと似たタイプではない」としながらも「引き出しの多さを試すにはいいパートナーだと思う」と楽しみにしている様子。あえて“仮想ドネア”との練習にこだわらず、まだ見ぬ強豪と拳を交えることで、自身のわずかな隙を埋めるつもりだ。

 かつて教えを受けたこともある、5階級制覇のレジェンドとの運命的な決戦まであと2か月。「早くあのパンチ力を感じたい」と不敵な笑みを浮かべた井上が、新たな伝説を作るべく突き進む。