山根明氏の衰えぬボクシング愛 新団体&海外拠点のパイプも健在

2019年09月04日 16時30分

新団体を発表する山根氏(右)と高橋

 日本ボクシング連盟前会長の山根明氏(79)と、タイ発祥のプロボクシング組織「WSCS(ワールド・ストリート・チャンピオン・シップ)」世界ヘビー級チャンピオンの高橋知哉(31=BONECRASH)が3日、大阪市内で会見し、新団体「WYBC(ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ」の設立を発表した。

 本紙既報の通り新団体は29日に、高橋とWNFC(ワールド・ナックル・チャンピオン・シップ)世界王者のダニエル・ハット(ブラジル)による世界統一戦(京都・KBSホール)を開催し、勝者にWYBC王者の称号を与える。

 山根氏は昨年の騒動を振り返って「何一つ悪いことはしていない。だから、逃げずにみなさんにお会いしている。いろんなシナリオで山根明を潰しにかかってきたが、命をかけてアマチュア界を生きてきた」と潔白を主張。新団体の設立については「令和とともにWYBCという新しい時代の幕開け。私が選び抜いたカリスマ2人の熱き戦いを目に焼き付けてほしい。フリーランスの選手が日本で戦っていける環境をつくりました」と胸を張った。

 久しぶりの晴れの舞台となった山根氏だが、この日はお疲れムード。聞けば「昨日の夜、韓国の済州島から帰ってきたばかりなんや」という。

「日本ボクシング連盟の会長をしてた時に、関西連盟と済州島のアマチュアボクシング連盟で親善試合をする予定やったんやけど、僕が辞任してできなくなった。責任を感じて、41年の付き合いがある台湾ボクシング連盟の李武男会長にお願いしたら、済州島連盟との親善試合を引き受けてくれた。その試合が(先月)31日やったんや」

 いまだ海外のボクシング関係者と強いパイプを持っていることを明かした山根氏も10月には80歳になる。

「あちこち行くのは体もしんどい。辞めて責任もないけど、自分が去った後もきちっとしたいし、ボクシングを通じて人間交流をしたい」と熱く語った。