尾川堅一がTKO勝利 9月の挑戦者決定戦へ弾み

2019年07月06日 21時44分

尾川堅一

 IBF世界スーパーフェザー級4位の尾川堅一(31=帝拳)が6日、東京・後楽園ホールで行われた同級10回戦でフィリピン・フェザー級12位のグレン・メデュラ(23)に4ラウンド終了TKOで勝利した。

 開始早々に左フックでグラつかせるも、メデュラも鋭いフックで反撃し、場内がどよめく。それでも2ラウンドにワンツーからの左ボディー。3ラウンドにはコーナーに追い込んでの連打でダウンを奪う。4ラウンドになるとメデュラはクリンチばかりで青息吐息。終了後にセコンドが棄権の意思表示をして、尾川のTKO勝利となった。

 尾川は2017年12月に行われたIBF世界Sフェザー級王座決定戦で判定勝ちしたものの、禁止薬物の陽性反応が出たために試合は無効に。

 1年間の資格停止処分の後、今年2月の再起戦では不完全燃焼の判定勝ち。今回も本来ならIBF王座への「挑戦者決定戦」として、5位のアジンガ・フジレ(22=南ア)と対戦するはずだったが、フジレの渡航手続きが間に合わないという理由でメデュラ相手のノンタイトル戦に変更となり、気持ちの持ちようが難しい試合だった。

「ダウンを奪うまでは良かったけど、その後が」と試合後のリング上で反省の言葉を口にした尾川は「必ず強くなって戻ってきます」と、9月に延期となった挑戦者決定戦、その先の世界戦での勝利を誓った。