【ボクシング】7・12WBAミドル級世界戦 王者ブラント2週間前来日の本気度

2019年06月29日 16時30分

ブラント(右)はティファニー夫人(中央)、栄養士のミシェルさん(左)とともに来日

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(7月12日、エディオンアリーナ大阪)で同級4位・村田諒太(33=帝拳)の挑戦を受ける王者のロブ・ブラント(28=米国)が28日に来日。試合への本気度を示した。

 成田空港に到着したブラントは決戦2週間前に乗り込んだ理由を「時差や気候、標高に慣れるため」と説明した。昨年10月に村田からベルトを奪い取ったのは、練習拠点でもある米ラスベガス。今回も8週間のキャンプを敢行したというが、ここ数日は最高気温40度前後、湿度は10%台と梅雨どきの日本とはかなり違う。さらに標高はラスベガスの約600メートルに対して、今後1週間ほど調整する都内や、大阪の試合会場でもせいぜい数メートルほどと差がある。

 ブラントの持ち味はスピードと手数。昨年10月の対戦ではパンチ数で「1262対774」と村田を圧倒した。この日の会見でもその数を正確に示した上で「その再来と、まだ見せてないものもお見せする」と自信たっぷりだったが、日本の蒸し暑さと標高の違いは心肺機能や自身のボクシングスタイルに影響を及ぼす可能性がある。

 ブラントは村田との再戦発表で4月に来日しており、そう感じた陣営は体を慣らすための時間が必要と判断。さらに過去26戦で一度だけ米国外(ドイツ)で試合をした時はプロ唯一の敗戦を喫したこともあって、必勝を期す今回は早めの来日となったわけだ。

 この日は栄養士を帯同し、29日にはスパーリングパートナーも来日。完全アウェーの戦いも、不利になり得る条件は徹底的に排除する構えだ。