京口紘人が猛反省 判定で何とか初防衛

2019年06月20日 16時30分

京口はタフなタナワット(左)を連打で追い込んだが、KOできなかった

 ほろ苦い勝利だ。WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(19日、千葉・幕張メッセ)は同級スーパー王者の京口紘人(25=ワタナベ)が同級10位のタナワット・ナコーン(26=タイ)に3―0で判定勝ちし、初防衛に成功した。

 序盤から攻撃を仕掛けようと試みるも、ムエタイ出身のタナワットに苦戦。10回に右ストレートをヒットさせ、ふらついた相手をコーナーに追い込んで左右の連打を見舞ったが、ダウンを奪うことはできなかった。判定の末に何とか勝利を手にしたものの、開口一番「大変申し訳ございません」と反省した。

 前日計量では「中盤までには倒せる」とKO宣言を放つ余裕を見せていたが、リングではムエタイ特有の頑強な肉体と“鉄壁”のガードを崩せなかった。「ボディーを警戒して当てさせてくれなかったり、強さというよりもやりにくさがあった。打たれ強さもあったし、勢いを殺すようなディフェンスをした」

 ただ、この経験を今後に生かさない手はない。京口は「これからはただ力任せにやるだけではなく、捨てパンチやフェイントを入れていかないといけない」と、戦術の幅を広げるつもりだ。2階級制覇王者の気になる今後について井上孝志トレーナー(49)は「(渡辺均)会長と話をしてからになるけど、次の防衛戦はいい感じでまとまった話ができるのでは」と意味深発言。「いつか統一戦のようにビックマッチがやりたい」と話す京口の夢は近い将来に実現するのか。