WBO王者へ 井岡一翔の決戦直前イベント 渋谷で公開調印式も拡散禁止の「?」

2019年06月14日 16時30分

渋谷でのイベントに出席した一翔。左はパリクテ

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦(19日、千葉・幕張メッセ)で日本初の4階級制覇を目指す同級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)が13日、試合6日前の貴重な時間を“浪費”した?

 この日は午前11時から東京・渋谷の「SHIBUYA109」で、対戦相手の同級1位アストン・パリクテ(28=フィリピン)や、一翔のセミファイナルでV1戦を行うWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25=ワタナベ)らとともにフェースオフイベント&調印式に臨んだ。

 日本屈指の繁華街で一般にも公開して行われたことに、一翔は「こうしてやるのは初めて。少しでも多くの人に告知できればいい」と話した。SNS全盛の今、こうしたイベントは現場に来てくれたファンに、画像とともに「#」を付けた投稿をしてもらい、いかに拡散させるかがカギだ。

 ところがこの日は「撮影、録画、録音禁止」。時代に逆行するかのように、一般ファンが情報発信することにストップをかけた。さらに前日には興行主催者から報道各社にイベントの「事前告知は一切しないで」との要請まであった。これでは渋谷のど真ん中でやる意味もないような…。

 イベント後は、車で20分ほどの距離で会見していた元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(42=米国)を表敬訪問。ただし、対面を果たしたのは当初の予定より約2時間遅れの午後3時ごろだった。決戦まで1週間を切ったタイミングで半日を試合のPRに費やしたが、果たしてその中身は有意義と言えるものだったのか。一翔は渋谷でのイベントで「かなりいい状態に仕上がってきている」と好調をアピール。この日のPRを無駄にしないためにも、結果を残すしかない。