ボクシングIBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(19日)の前日計量が18日、試合会場の神戸ポートピアホテルで行われ、王者フェリックス・アルバラード(30=ニカラグア)は300グラムアンダーの48・6キロ、同級3位の挑戦者・小西伶弥(25=真正)は100グラムアンダーの48・8キロでともに一発でパスした。

 これまでは計量当日の朝に、やっとリミットになっていた小西は今回、2日前にリミットとなり、この日は朝食にバナナ3本とうどんを食べるほどの余裕があった。

 昨年3月にWBA同級王者カルロス・カニサレス(26=ベネズエラ)に判定負けして世界初挑戦に失敗した。その後、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(39)のフィジカルを担当していた土居進トレーナーの指導を受けることで「食べて、しっかり動いて減量する」スタイルに変えたことが奏功。この日も食事を取れるほどスムーズに減量できたという。

 IBFは試合当日の計量も義務づけており、19日午前9時の時点でリミット(Lフライ級は48・9キロ)の10ポンド(約4・5キロ)オーバー以内にする必要があるが「普通でも明日朝で増えているのは4キロぐらい。そこから食べて(体重を)戻すので問題ないですよ」と明るい表情で話した。