「尚弥は序盤か中盤にKO勝利」 村田諒太が確信予告する根拠

2019年05月17日 16時30分

村田(右)が軽快なミット打ちを披露

 ボクシングの前WBA世界ミドル級王者、村田諒太(33=帝拳)が16日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝(18日=日本時間19日)に臨むWBA王者、井上尚弥(26=大橋、顔写真)について「序盤か中盤に倒すと思います」とKO勝利を予告した。

 井上はIBF世界バンタム級王者、エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と英国グラスゴーで対戦する。村田は「ロドリゲスはスピードもあるし、右のカウンターもめちゃくちゃうまい。全体のレベルはすごく高いけど、一発の怖さがない。尚弥とのパワーの差は歴然としている。それに打たれ弱そうに見える」と説明した。

 その上で「うまくごまかして判定に持ち込まれることはあるかもしれないけど、序盤から中盤のKOか悪くても判定勝ちだと思います」と分析し“怪物”の王座統一と決勝進出に太鼓判を押した。

 実は、日本人のプロボクサーは過去に、英国どころか欧州で世界戦に勝利したことがない。アマチュアとして戦った2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得し、日本選手として48年ぶりの頂点に立った村田の“確信予想”は、これまでのジンクスを吹き飛ばしてくれるに違いない。

 そんな村田は、この日、昨年10月にベルトを奪われた現王者ロブ・ブラント(28=米国)とのリターンマッチ(7月12日、エディオンアリーナ大阪)に向けて都内で調整した。3階級王者ホルヘ・リナレス(33=ベネズエラ)の弟カルロス・トレーナーを相手にミット打ちを行い「リズムが刺激的でいいですね」と納得顔を見せた。

 2か月後にベルト奪取に挑む村田の戦術眼の正しさを井上が証明するはずだ。