黒田雅之 6年ぶり世界挑戦も判定0―3で敗れる

2019年05月13日 21時35分

モルティ・ムザラネ(右)に判定で敗れた黒田雅之

 ボクシングのIBF世界フライ級タイトルマッチ(13日、後楽園ホール)で、挑戦者の同級4位・黒田雅之(32=川崎新田)は王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)に0―3の判定で敗れて王座獲得はならなかった。ムザラネは2度目の防衛に成功した。

 開始から手数で圧倒された黒田は1ラウンド終了間際、右ストレートをもらって不安な立ち上がり。5ラウンドに有効打で左目から出血し、6ラウンドあたりからは右目下も大きく腫らし、被弾しているのは明らか。時おり必死の反撃をして会場を沸かせるものの、パンチはほとんどガードの上だった。

 10ラウンド、王者のグローブに巻くバンデージが2度にわたって緩む。ガス欠寸前の露骨な“休憩策”にも見えたが、肝心の黒田の反応が鈍くなる。11ラウンドにはフットワークも悪くなり、12ラウンドのラスト数秒はクリンチで逃げ切られた。

 フアン・カルロス・レベコ(35=アルゼンチン)に判定0―3で敗れた、WBA世界フライ級王座戦以来6年ぶりの世界挑戦。ジムと提携するサッカーJ1川崎フロンターレのサポーターやマスコットも会場に集結して大声援を送ったが、またも勝利には届かなかった。