7・12リベンジマッチ 村田に異例「トップランク」の再生プラン

2019年05月10日 16時30分

村田(右)はミット打ちで鋭い動きを見せた

 前WBA世界ミドル級王者で同級3位の村田諒太(33)が、帝拳ジムとともにプロモートする米「トップランク」社から異例の“再生プラン”を施されることになった。

 昨年10月に王座を奪われた現王者ロブ・ブラント(28=米国)とのリターンマッチ(7月12日、エディオンアリーナ大阪)に向け、9日に帝拳ジムで練習を公開。ブラントに大差の判定負けを喫した前回からは明らかにスピードアップした動きを披露し「前の試合と同じことをしたら負ける。間違ったバランスで打つほうが(パンチに)体重が乗ると思っていた。そこを直して、いい形になってるのだと思います」と説明した。

 トップランク社も全面バックアップする。試合に向けた外国人のスパーリングパートナーは全部で4人。常連ともいえるスーパーウエルター級でWBC9位、IBF13位のパトリック・デイ(26=米国)は6月に自分の試合を控えているため、来週までとなっている。入れ替わりで2人が来て、6月に入るともう1人来日するが「黒人でスピードのある選手と聞いています」(村田)。これ以外の詳細は知らされていないというから驚きだ。

 本来ならスパーリングパートナーは自力で探すか、仲介者に希望を伝えて調達するもの。それが、今回はデイ以外の3人をトップランク社が選んだ。リマッチへ村田の能力を最大限に伸ばす、あるいは引き出せるボクサーをえりすぐったというわけだ。

 手厚いサポートを受ける村田は「リベンジする自信はあります」ときっぱり。一方でリターンマッチで雪辱するのは難しいとも言われており、近年でも内山高志氏(39=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)や山中慎介氏(36=元WBC世界バンタム級王者)の名王者が連敗で引退に追い込まれた。だがリベンジを果たして世界王者となったのは他ならぬ村田自身。“見知らぬ3人”を相手にその再現を狙う。