入門18年の船井龍一がついに世界挑戦 5月にカリフォルニアで大一番

2019年03月20日 16時37分

世界初挑戦を発表した渡辺会長(左)と船井

 ボクシングのワタナベジムは20日、所属するIBF世界スーパーフライ級1位・船井龍一(33)が5月4日(日本時間5日)に米カリフォルニア州ストックトンで同級王者ジェルウィン・アンカハス(27=フィリピン)に挑戦することを発表した。

 15歳だった高校1年でワタナベジムに入門してから18年。4回戦時代には3敗した経験のある苦労人が、昨年11月の「挑戦者決定戦」に勝ったことで、ようやく世界初挑戦のチャンスを得た。

 しかも舞台は米国のリング。これまで海外に行った経験は韓国・釜山に一度行ったことがあるのみで、今回の試合に向けてパスポートも最近取り直したという。

 未経験の時差対策などが不安になりそうなものだが「僕はすぐ寝られるので、大丈夫だと思います」と意に介さず「ボクシングを始めた時は世界王者になることと、米国で試合をすることが夢だった。5月4日はその両方がかなう日」と言い切る。

 相手のアンカハスは6度防衛中のサウスポーだ。プロ4年目に後のWBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)にノンタイトル戦でTKO負けするなど左の選手に連敗した船井だが、その後は3連勝しているとあって「苦手意識はありません。むしろ右のパンチが当たりやすいかも」と前向きだ。

 出身地(東京・大田区)と高校は、いずれもジムメートの元WBA&IBF統一世界ライトフライ級王者・田口良一(32)と歩けるぐらいの至近距離にある。その田口は、16日にWBO世界フライ級王者・田中恒成(23=畑中)への挑戦に失敗したばかり。相手は違うが、その“無念”を晴らし、新元号最初の日本人世界王者となることを目指す。