【ボクシング】前WBO世界フライ級王者・木村翔 「ハイテク」進化で再び世界を狙う

2019年03月08日 16時30分

会見した木村翔

 ボクシングの前WBO世界フライ級王者で30日に中国・上海で再起戦を行う木村翔(30=青木)が7日、「ハイテク」に進化した姿を見せることを予告した。

 昨年9月に同級王座V3戦で田中恒成(23=畑中)に判定負けして進退を保留。2月19日に現役続行を発表した木村の再起戦は中国でウィチャー・プライカオ(ピグミー・ゴーキャットジム=37、タイ)とのOPBF(東洋太平洋)フライ級シルバー王座戦となり、「(ワシル)ロマチェンコのようになれれば」と抱負を述べた。

「ハイテク」と呼ばれるフットワークを誇り、現代最強と評されるWBA&WBO統一ライト級王者の名前を出したのは“受け狙い”ではない。2017年7月に上海で“中国の英雄”鄒市明(ゾウ・シミン=37)を破って世界王者となった木村は中国での知名度も高い。昨年7月にはV2戦を行い、今回の試合もイベント「日中選手権」で中国側の特別ゲスト扱いとして出場する。

 300ラウンドのスパーリング、12ラウンドのミット打ちなどで培った無尽蔵の体力が売りだが「前に出るスタミナはあっても、足を使うスタミナは足りなかった」(木村)。今後も中国で世界戦を戦いたい意向だけに、足も使うスタイルに進化した姿を披露して商品価値を高める狙いがある。

「インパクトある展開にしてKOを狙えるように。次(世界再挑戦)を見据えた試合をしたい」という木村は他のボクサーとは異なるルートで再び世界を目指す。