【ボクシング】判定負け谷口 原因は“見込み違い”続き

2019年02月27日 16時30分

サルダール(左)の強打の前に敗れた谷口

 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(26日、東京・後楽園ホール)で同級2位の谷口将隆(25=ワタナベ)は王者ビック・サルダール(28=フィリピン)に0―3の判定で敗れた。

 前日に「あと一歩の(踏み込める)勇気を持っていけたら」と話していたが、強打を持つ王者に対して距離をつめられない。「ジャブのさし合いなら僕のほうがうまいと思っていた」(谷口)という“見込み違い”もあり、完全に相手の距離で戦う不利な展開。ジムの先輩で、テレビ中継で解説した元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(39)も「完敗です。僕の採点では取れたラウンドは2つぐらい。パンチが届かない距離でやってしまった」と話した。

 中盤に反撃を仕掛け「よし(作戦が)はまったと思った」(井上孝志トレーナー)、「ここで(体力が)落ちると思った」(谷口)ものの、すぐに形勢を逆転された。しかも、勝つには玉砕覚悟で前に出るしかない状況でもセコンドの指示は「自分の好きなボクシングをやってこい」と中途半端で、最後まで“見込み違い”が続いた。

「皆さんは『完敗』と思ってるでしょうけど、男として完敗は認めたくない」と再起への思いを口にした谷口に、内山氏は「単調なボクシングを何とかしないと」とアドバイス。再起に向けては“KOダイナマイト”の見込み通りに、課題を克服する必要がありそうだ。