五十嵐 八重樫とのV2戦へ調子上場

2013年03月31日 16時00分

 WBCトリプル世界戦(4月8日・両国国技館)で八重樫東(30=大橋)とのV2戦に臨むフライ級王者・五十嵐俊幸(29=帝拳)が30日、東京都内のジムで公開練習を行った。元WBAミニマム級王者の八重樫が相手となる大一番は「コンディションが大事」との言葉に力を込めた。

 

「今だから話せますけど…」。練習を終えて報道陣に囲まれた五十嵐が切り出した。「V1戦(昨年11月)の時は試合1週間前ぐらいに風邪をひいてしまって…勝ったから良かったけど、リングによく上がれたなという状態だったんです」。

 

 このときの試合はランク9位のネストール・ナルバエス(アルゼンチン)に2―0の判定勝ち。ただ五十嵐を支持したジャッジ2人は2点差という辛勝だった。

 

 今回の相手の八重樫にはアマ時代4戦全勝とはいえ「一番最近の試合でも10年前ですから。今回勝たないと何の意味もない」と五十嵐。試合に向けては12キロ近い減量を強いられるが、細心の注意を払ってコンディション作りをした結果、この日の練習後で1キロオーバーまで絞ることができた。

 

 公開練習には敵陣の大橋ジムの大橋秀行会長(48)も姿を見せ「(八重樫の)勝利を確信しています」の言葉を残して、去って行った。「その言葉に惑わされないように」と五十嵐が軽く流すのも、調整がうまくいった証だろう。