【ボクシング】村田諒太 世界王者へ返り咲きを誓った理由

2018年12月18日 16時30分

村田の思いは…

 ボクシングの前WBA世界ミドル級王者、村田諒太(32=帝拳)が17日、社会貢献活動で活躍したアスリートを表彰する「HEROs AWARD 2018」に出席し、活動の一環で出会った少年たちに「世界王座返り咲き」を誓った。

「HEROs」のアンバサダーを務める村田は今年、その活動で少年院を訪れたという。金メダリストにして世界王者。様々な事情を抱える子供たちからすれば、まぶし過ぎる経歴だ。更生のために、地道な努力の大切さなどを説きがちだが、村田は「僕だって普通なんだよ」と、過去の敗戦や挫折のエピソードなどを語ったという。

 その後、届いた手紙には「村田さんが負けたり挫折を経験してるなんて思わなかった」などの感想がつづられていた。悔しい経験を積んだ先に栄光を極めたことを知ってもらえて「彼らを勇気付けられたなら良かったと思います」。

 今後も活動を続けるつもりだが、10月のV2戦に敗れたことで、肩書が「前王者」になってしまった。村田は「現役の『王者』として行くのと『前』では全然違うと思うんです。負けから這い上がって、また王者になれば、伝えられることもある。それが今のモチベーションになっています」と力を込めた。

 一年を漢字一字で振り返ると? との質問には「負」と答えたが、負けたことで全てが終わったわけじゃない。再び「勝者」にも「王者」にもなることができる。そのことを拳で伝えるため、2019年も戦いのリングに上がる。